それはそれ、これはこれ・・・・

 年末年始に実家に帰って、久しぶりに同級生と飲み食い。もうお互いにそうとうなオッサンになってる分けで、子供の養育の峠を越えたものやらこれからんもの、引退後の生活見通しまでたててるものやらそうでないもの、いろいろ体の調子が悪いとか持病の自慢など・・・・くどくどと語ってきました。毎回同じことを言いあっている気もするのだが、いつも会話はループするばかりです。

 そしていい気分になって実家に戻ったわけだが、そこでは親戚が控えておるわけで、またそこから飲み明かすなど・・・体はほぼアルコール漬け状態になってしまいました。すごく辛かった(苦笑)。大学生の甥っ子と4時間くらい飲み続けたのだから、翌朝年老いたお袋に今更ながら叱られる。いくつになっても進歩ない。

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 甥っ子と話していて、少しいつもと違う不思議な感覚があったのが、今回の発見だった。何を延々と話し合ったかというと、子供の自立心について。甥っ子にしたら、小学校・中学校と、なるべく親の期待に応えねばと頑張っていたらしく、実際に進学校に合格を果たした。で、ここで自分のやりたいことを好きにそろそろやらせてくれと・・・心底思ったらしい。そしてそのタイミングでやはり成績が下降してしまうこととなる。

 親としては、成績下降はすごく気になる。どうしても対処優先事項ととらえてしまう。だから生活態度の見直しとか、習慣の改善など、つい口を出してしまう。「やりたいことを少し制限して」と言ってしまうよね。生活態度と習慣と、学業の関連性を見出してしまう。ここが、当の本人にしてみれば、一番ムカつくポイントらしい。それとこれとは、別問題でしょと言いたいわけだ。

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 やるべきことをちゃんとやれば、あとは好きにしていい。こう切り返す親が殆どではないだろうか。事実、今も私はそう思っている。ただ、本人もちゃんとそういう理屈は分かっているので、自分で問題解決させてくれと思っているらしい。親から言われたからやるパターンには、もう飽き飽きしているのだ。だから、信じてしばらく見守って欲しかったんだ・・・とのことだった。これは、親としてはなかなか辛抱が居ることだと、心底思う。

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 帰りの新幹線の中で、もう一度、甥っ子と飲み明かしたことを頭の中で反芻してみたが、オレも親には相当反目しており、当時確かに信用してくれてない親とは相当喧嘩したっけ。特に親父とは口もきかなかったりした時期も長かった。ラ今年の初夏は、親父の一周忌。そのころには何か私自身の中に、新たな覚悟と信頼関係が生まれていれば良いのだが・・・・しばらく悩み続けそうな予感。