企画職というのは何でも屋じゃない!

 今の仕事を一言で言えば、企画職ということになります。最近では、「経営企画部」という名称がスタフの中にどこでもあると思います。僕はぴったりそれに当てはまるわけではないけれど、それに近いことを職務としています。

  企画職って説明しずらいから、「何でも屋だよ」と答えてきた   自分で言って正直しっくりこなかったんだけど、そういう面もあるよな・・・・と何となく納得しようとしていたんです。実際そうだもの・・。今の職場に移る前は、何も知らなかったもんな〜、業務を通して、自分でも勉強してきたと思いますよ、偉そうだけど・・・。

 

 でも、この数年、「やっぱり専門家にはかなわないし、広く浅くじゃ、いけないんじゃないか?」ととても不安になることがあるんです。つまり、企画職というものに「専門性(Speciality)」がないんだよなーとつくづく思う。営業なら営業のプロ、経理なら経理のプロというように、イメージしやすいけど、企画のプロって何やねん・・・。

 

  そこで「企画のプロ」だけを考えても仕方ないので、自分の考える企画部門の仕事って何かを考えてみた・・・。

 

 

【1つ!やっぱり運営管理。組織の問題点を洗い出し、改善策を練る】   やっぱり最初は経営管理。予算、人事、法務コンプライアンス等、これらは非常にイメージしやすい。専門部門と現場部門の橋渡し役ってやつかな。ここに今僕がいると思っていて間違いないな・・・。<運営企画>

 

【2つ!売れるようにする、仕組みを改善する/考える】   非効率な売り方、現状商品ラインナップの問題点、顧客関係等、全体を見渡してセールスという観点で組織の問題点を洗い出し対策を練る。ん・・・・・、今の僕が弱いところだな。補給部隊としての役目はそれなりに負っているつもりだけど、売れるようにすることは、ちょっとハードルが高くて十分にしていない・・・・。今後の課題だな。<営業企画>

 

【3つ!新しい商品を考え出すこと】   商品やサービスを高次の目線で提案する。偉そうだけど、業界全体とかまたそれを越えた見方ができるのは企画だけだと思うので。例えば会社同士のコラボ企画などは、企画部門から第一歩を踏み出さないと始まらない。つまりビジネスプランの最初を書くということかな・・。<商品企画>

 

 

  つまり、自分の考えている企画は、運営・営業・商品という3つあるわけで、自分はまだ1つにしか取り組んでいないため、もっと残り2つの視野もつけないといけないと思うわけ・・。運営企画だけじゃ・・・バランスわるいはな。   また、企画スタフが多くても、この3つの機能がバランスよく運営されているなら意味があると思う。階層的に、ダブった機能をやっているから、スタフが多い頭でっかちな会社と揶揄されるのではと・・・。

 

  ということで、少なくとも企画のプロとは、3つの能力をバランス良く持ち合わせた人をいうのであって、そうなればいろんな部門の話が分かる。経営者は器じゃないけど、経営者に次いで幅広いフィールドで活動できるわけですね。

 

  また自分の反省も含めて、部下にはこれまで一番足らなかった「商品企画」的な業務も頑張ってもらっているが、しんどそう・・・。だけど楽しそうだ。なるほど、やっぱり、自分に足らなかったものは、そういうことだったんだなと改めて思う・・・。

経営企画実務ハンドブック

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