大きなものを動かすには、緻密さと勇気が必要なのだ

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【飛行機での出張がめっきり減ったな・・・・】</span>

  最近、出張は新幹線が主流です。以前は、もっぱら飛行機が多かったんです。空港のラウンジでゆったりとコーヒーの見ながら仕事メールを確認したりして、ちょっとしたエグゼクティブ気分を味わうのが好き〜♪なのでした。しかし、搭乗前後がバタバタしたりして一気に興ざめになるんですよね・・・。

 ところで案外時刻通りに出発するけど、滑走路内での混雑が、特に羽田じゃハンパないですよね。あれがなかったらとは思うものの、結構イライラいたします。アタクシ、過去に一度だけ、滑走路間近まで機体が進んだあと、緊急機体点検でもとのスポットに引き返したのに遭遇してしまいました。その日の最終便だったから、客のイライラ感は高まります。結果として、1時間以上遅れで、目的地変更(ダイバード)となりました。神戸から関空へ変更。深夜に放り出された乗客ですが、条件付きで乗ってますとは言え、やるせないですね・・・。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【だれもやりたくない判断をあえてするというのは大変なことだ!】</span>

 しかし、機長のダイバードの判断は実はすげーと思う・・・・。経済損失もさることながら、お客様にもいろいろな人がいるわけだから、相当いきり立つ人もいるだろうにね。まぁ、法律で機長には決定権限が与えられているので、最後はそれを盾にとればいいのだけど、サービス業だからね・・・・、無碍にはできんでしょうね。突き進むか、引き返すべきか、どちらも決断には勇気が必要ですね。

 引き返した場合、がらの悪い関西人なら「この根性なし」というだろうね(笑)。また何でもリスク回避すればいいだけなら、そんな人は機長にはなれないだろうが・・。また、突き進んだ場合、客の命の責任を背負い込んでいるのだから、飛び立ったあとの臨機応変な判断力が試されるし、その都度、説明責任があるわけだしね・・・。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【事業運営も飛行機の操縦も、緻密な計算と決断力が必要なのだ】</span>

 事業の場合も少しこれに似ていませんか? 走り出した事業計画は、ときおり落着地点や将来の姿が変わっても仕方がない。しっかりリスク分析ができていて、ステークホルダーに納得できる説明ができるかどうか?一度決めたらどこまでも・・・・と一本調子なプランでいいのかどうか・・・・。進むべきか退くか、どこまで裏づけが分析できて、勇気が行動に移せるか。とても似ていると思いました。

 緻密さと勇気が何事も必要なのですね。

機長、究極の決断 (静山社文庫)

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社長の決断が会社を守る!

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