コクリコ坂から・・・を観に行きました

 ちょっと気になってたので、観に行ってきました。梅田で午後4時前からですから、見終わったころには「淀川花火大会」へ向かうにちょうど良いタイミングですね。浴衣の若い男女が多かったのが特徴でした。こんな若い人たちでもジブリというブランドだけで観にくるのかどうか不思議な気持ちもありましたが・・・。

 さて、ネタばらしもせず、感想を言うと・・・・<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">「不覚にも涙した」</span>という感じでしょうか。昭和ノスタルジーが妙に「復興がんばろう」と結びつくので、とてもよいタイミングだなと関心もします。話にも出てきますが、つまらないメロドラマかよ・・・というエッセンスも確かにあります。しかも別映画「耳をすませば」に共通するような、青臭さも感じます。しかし、この青臭さにおっさんは、いつの間にか観ているうちに中毒にかかってしまったのです。

 涙したところを述べます。

 

 <span class="deco" style="font-weight:bold;">1)海(主人公)が、久しぶりに帰ってきた母亡くなった父親のことを聞き出し、泣き出すシーン</span>
  ・・・・ここは詳しくは書けない・・・ネタばらしになるのであしからず。海が夢の中で泣くシーンがあるのですが、現実で泣くのはここだけだったかな。耐えてきたのだけど、堰を切ったように泣きます。その理由は・・・・・あーーーーー書けない。上映期間が終わったら修正するかな・・・。

 <span class="deco" style="font-weight:bold;">2)海が好きになった男子学生に急に冷たくされるところ</span>
  わし・・・男でおっさんのくせに、ここでかわいそうになって泣きました。事情はわかるんやけど・・・・。

 <span class="deco" style="font-weight:bold;">3)東京へ行って横浜に帰ってきて、夜になり市電で好きな男子学生と分かれるとき</span>
  感情の正直さが奇麗だったし、心も強さも感じながらも、所詮埋められない溝をどうすんのや・・・実際問題、これから・・・と先を案じたら泣けた。会社では、こういう状況を・・・「今今はいいけど・・・」とよく口にするんですが。。。

 

 

 ともあれ、構想何年とか・・・そういう大作ではない薄さは確かにあるものの、丁寧に作られた感じはあります。お父さんの宮崎駿さんを超える作品とは言えないけれど、きっちり楽しめた映画であります。ジブリファンでなくとも、観に行ってはとおすすめする映画です。


コクリコ坂から (角川文庫 み 37-101)

コクリコ坂から (角川文庫 み 37-101)