今週のお題「おすすめの本」について正直にお答えしよう

今週のお題「おすすめの本」

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【アタクシにとって、ハーバードビジネスレビュー以上の存在感】</span>

 今週のお題は「おすすめの本」か・・・と考え、あれ?前にもこんなお題が無かったか?と思ったら前は泣ける本だったのね・・・。今回は「おすすめ」とありますので、いろいろある中こいつをおすすめいたします。<span class="deco" style="font-weight:bold;">齊藤正明著「会社人生で必要なものはすべてマグロ船で学んだ」</span>です。2年前にヒットしたのですでにご存知の方も多いはず。○○はすべて○○で学んだ・・・・というパクリ本がパラパラとでたり出たりしましたしね。この本は、平易な文章で読みやすく、親近感も強く湧き、実に奥深いことがらをすぱ!っと気持ちよくオヤジの心の闇に光が射すように、優しく、力強く導いてくれます。下手なビジネス本よりずーっと内容が良いので、課長試験受けるまえなら読んどけと言いたいですね・・・。

 

 この本に関するネタは、実は以前にも何度か稚ブログで語っています。
 http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20100301/1267447571
 http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20110310/p2
 http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20110228/p2

 マグロ船は、非常に厳しい世界で良く冗談でも出て来る「マグロ船にでも放り込むぞ!」と言われるほどきつい・・。そういう中に本当にひ弱な著者がそういう体験にあい・・・・、全然成長しない(笑)んだけど、その極限の中で船長や船員の何気ない一言や助言をまとめています。これが実に深いので、妙な訓示やプレゼン以上に感動を受けるのです。その中でも一番心にのこるのはこれです。


 「努力っちゅー言葉には、どこか結果という見返りを期待しちょるように聞こえるのー。でもの、努力ちゅーのは大抵むくわれんのぞ」


 これは、あるマグロ船の漁師が言った言葉です。確かにそうかもしれんが・・・それを言っちゃおしまいとは思いませんか?しかし、その漁師は続けます・・。


 「最初から報われる期待をするのは、「努力したのに・・・・」と結局、すぐにあきらめよる」
 「陸(おか)のひと大抵の人が言う努力は、3回に1回は報われることを望んでいるようにしか聞こえんの」
 「マグロ船の場合は、100回挑戦して1回上手く行くかいかんか・・・」
 「確率の話をしちょるんじゃない、自然の世界とか法則ちゅーのはそういうもん。陸の人のいう努力とかは・・エゴのようにしか聞こえんの」


 つまり、マグロ船の漁師は、自然相手ですから、我々陸の人とは違うのかもしれない。だけども、なぜかいちいち凹んだり、打ちのめされたり、がっかりしたりするのは・・・・実は自分のエゴから発していることなのかもしれない。。。そう思ったら、妙な固執を投げ出したくなる気持ちがおきませんか?

 上手く伝わってないと思うけど、この他にも示唆にとんだ話が満載です。薄い本ですからこの3連休どうですか?

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

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