初仕事をやり遂げた赤ん坊

 先日、元同僚のお子さんが難産であったということ、そしてお子さんも何かしらの影響がでそうとの話を聞きました。とても仲良くさせてもらったその同僚の方なので、他人事とも思えないのですが、それ以上に、自身の体験も少しダブり、身につまされる思いをしたこの一週間でありました。今朝、奇跡的に、脳への障害箇所が見当たらないとの診断を受けたとのことで、大きく胸をなでおろしています。詳しい状況はわからないんですが、その医師によると・・・・相当お子さん本人も苦しんだはずで、仮死状態で生まれたらしい。ご夫婦もこの一週間は人生で一番悩み苦しみ考え抜いたのだろうと思いますが、一番えらいのは、このお子さん。<span class="deco" style="font-weight:bold;color:#CC0000;">もう、一人前に人生の大きな仕事をひとつやってのけたのだから、本当にえらい</span>と思います。本日の東京は曇り空ですが、晴天以上のすがすがしさを感じます。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;color:#CC0000;">とにかく本当に良かった!!</span>

 さて話は一転しますが、私も新しい転地に赴任して一週間以上たちました。毎朝、小学校1年生の息子とバス通勤&通学するようになりまして、朝のバタバタは毎日大変なのですが、気持ちよい疲労感を覚えております。思えばこの子も出産時はつらかった・・・。

 産まれた直後、激しい気胸になってしまって肺からの酸素吸引が上手くできずに、急遽別の大きな設備のある病院への転院が必要になってしまったんです。3000gしかない体重なのに、胸から肺に開けた管から、毎日ぼとぼとと血液が流れ落ちるのが、心配で心配でなりませんでした。本当にちっちゃい体を全身がちがちに固定して、いろんな管を刺している息子をただずーっと見るだけの毎日が半月ほど続き、その間、仕事はほったらかしでした。本当にほったらかし・・・。ある程度、覚悟もしてたと思う・・・。

 しかし子供は偉いもんで、ある日を境に着実に回復していくのですから・・・えらいわな・・・。いやいや、医師も偉いが、あんな小さい赤ちゃんにこんなパワーがあるんかいというほど、感動をするもんです。今となっても思い出すと涙腺が緩むのですわ・・・。しかし、そのあと、また私は、発見してしまうことがありました。本当にいろんな人から、「もう大丈夫?」「よかったね」など、言葉をもらったのです。書くと単純なんですが、本当に普段挨拶もしないような方などからも、言葉をかけてもらったりして、それも老若男女問わずいろいろな方から・・・。
 「実は、自分はいろいろな人に支えられて生きてきたんだな・・・」
 ・・・・とそう素直に感じざるをえませんでした。人は繋がっていなければ、生きてはいけないし、繋がっていないように見えても実は繋がっているもんだと。そういう繋がっているすべての人に感謝をしたのが、息子の出産時の思い出です。ということで、息子の名前には、こう言った感謝も込めて・・・・「友」という文字を入れました。

 

 <span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;color:#CC0000;">命が産まれてくるということは、実にすばらしい!そして、いろいろなことを教えてくれるものですね!!</span>


赤ちゃんに最高の名前をつける本2011-2012 (エクスナレッジムック)

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泣きやまない赤ちゃんに ほーら泣きやんだ!クラシック編

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