世界で一流になる人の考え方

  ドイツの一部リーグ ブンデスリーガシャルケでプレーする内田選手のインタビューを、たまたま深夜のスポーツ番組で見ていて、ちょっと考えさせられましたので、備忘を兼ねてブログに記しておきます。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【強くなるためにチーム・メンバー・戦略が変わっていくのは当たり前】</span>

 日本代表として、試合前にイレブンが肩を組んで記念写真を撮るのはよく見る光景ですが、内田選手としては、「ワールドカップ本番ではこのメンバーの半数は入れ替わる」といつも考えてしまうというのです。自分も例外ではないと言います。

 選手の調子とか年齢、また若手の成長と台頭などあって、プレーヤーが入れ替わるという競争原理がチームを強くする・・・・と言っているのかと思いました。しかしそうではありません。「チームは常に変わっていかないと強くならない」という本質を語っていました。今、上手くいっている戦術やシステムも変えていかなければならないし、妙に固執していては弱体化するのみと。


 会社や事業に置き換えて、数年後、今の事業ドメインがそのままである/そのまま突き進みより強化するのみ、と考えるのがとても危険だと、この話を聞いて感じました。数年後、10年後、今と違った事業をしているよ・・一体なにの会社だったっけ?と言える組織でないといけないな・・・・と痛感。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【逃げ道を作ってはだめ】</span>

 内田選手は、鹿島アントラーズ(でしたっけ?)でも優秀な選手だったと記憶しています。なので以前からサッカー三昧な生活だったろうなと思うと、さにあらず。日本にいたときは、サッカーから敢えて距離を置く時間を作って、自分自身のバランスを保っていたといいます。しかし、ドイツに移ってそれが一変。それでは、一流になれないと痛感したといいます。

 きっかけは、同僚の元スペイン代表のラウルとの出逢い。あの才能溢れるファンタジスタが、サッカーにかける準備や練習や時間が、どれほど膨大か、そしてどれほどエネルギッシュかを痛感したらしいのです。それはサッカー好きという領域ではなく、サッカーしかない環境に追い込んでいるという・・・。今のままでドイツで成功するわけがなく、ドイツでは、サッカーから逃げない、サッカー選手だからこそ・・・と心に誓ったと語っておられました。

 私は、ビジネスマンとしてもまだまだ本当に未熟です。なのでいろいろな自己啓発関連の誘惑にも弱いです。ビジネス界の何の分野の選手になりたいのかも未だ覚悟ができてませんしね・・。何にせよ、「覚悟」が大切で、はやく覚悟を決めないといけないと・・・・この話を伺って思いましたよ・・・。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【見えない筋肉をつける】</span>

 彼がドイツに渡って一番苦労したのは、プレーでの「当たり」なのだそう。内田選手も見た目そうマッチョな感じがしないのですが、同じようなプレーヤーとの1対1の勝負になると、どうしてもその「当たり」に負けるのだそう・・。そこで、当たりに負けないトレーニングを重点的にしたといいます。そして、今のプレーができるようになったのですが、日本にいいたときとそう変わりがないように見える・・・。

 しかし実は、表から見えないところの筋肉がとてもついたとのことです。例えば、背中全体とか、お尻の筋肉だとか・・・。それが何の役にたっているのかは不明とのこと。

 ビジネスマンの能力というのも、総合力的なものの総体なのかもですね。どんなハードな相手とでも立ち向かえるように、いろいろな知識をつけたいものです。

 

 それにしても、海外で武者修行してきた若者の言葉は、迫力が違うね。日本人の国際化がいかに必要であるかも。

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