計画と通りに進めることに集中する・・・その本当の意味

 引っ越しの荷物が片付かないのは・・・・本を愛するがゆえ・・・・。今日はこんな本を発掘しました。

考えない練習

考えない練習

 これは、お坊さんが書いた本です。我々俗人より数段考え抜いて悟りを追求してはるんやろな・・・・と思いきや、「考えない」とのたまうからいきなり興味をそそりますやん。まぁ、神髄は、人間はいろいろと知らず知らずに考え込んでしまうために、上手くいかず悩む。だからそこから解放されるためには、考え込まないようにすること、もっと突き詰めると、考え込むポイントを捨てる、煩悩を捨てるということでしょうか?

 ではどうやって?アタクシが一番気に入っている箇所は「計画する」というところ。何?計画するということは、考えてることと同じことで、ものごとが上手くいかない時はストレスがたまるだけやん!と思うでしょ?著者のスタンスはこうです・・・・。

 

 <span class="deco" style="font-weight:bold;">「最初に思いっきり計画し、その貫徹しないと結局自分が嫌な思いをすることを自覚する」</span>
 <span class="deco" style="font-weight:bold;">「あれこれ他のことする考えを一切排除し、それをただ行うことに集中する」</span>
 <span class="deco" style="font-weight:bold;">「集中すればするほど、よけいな考えをすることなく過ごせる」</span>

 最初の計画立てがとても重要であることはポイント。それと、計画をただただ無心に遂行するということもポイント。なぜ計画通りにいかんのかを、分析したり報告に頭を抱えることはこれに違反していますので、心はいつまでも救われません。

 計画は、計画通りに行かないのが当たり前なので、どうしようもない差が産まれたらもう一度考え直すのが基本。差が許される範囲なら、気にせず没頭すればよい。しかし、差が無視できないなら、それは既に無理があるのでダレも幸せになれないのでしょうか・・・。現実と理想がありましょうが、現実ばかりに走ってもいつかはほころびると思うけど。

ブッダにならう 苦しまない練習

ブッダにならう 苦しまない練習