OSを強化する生き方? 〜バージョンアップ〜

<先日のまとめ>

 この板から読み始めると何のこっちゃ?となるので、簡単に話の前提整理。それは、ビジネスマンとしての基礎力がOSとしたら、スキルやノウハウはアプリに相当するねということです。スキルは、身に付けやすいけど、基礎力ってのは一朝一夕につかないから、若いうちにウンと鍛えておくことだということ・・・・。

 これに対しては、OSも不備を補完するために、幾度もバージョンアップを重ねていくから、自分の基礎力もそうならないように頑張ろうと、結論づけたのが先日です。

 

 

<span style="font-weight:bold;font-size:large;">【やはりバージョンアップを心がけることが重要と再認識】</span>

 しかし、よく考えてみるとOSもアプリも、「バージョンアップしないと生き残れない」というのは共通で、より良くビジネスマンとして生活するには、「バージョンアップ」の方が、キーワードなのかもしれませんね。自分の人間としてのOSがしょぼいなどと嘆いている場合ではなかったわけです。

 例えば、弁護士などはいかがでしょう。日本一とうたわれる難関試験を突破してきたわけだから、OSもアプリもピカイチな人の集まりに違いないと思うのです。ところが、最近のメディアの情報では、非常に格差が現れているとのこと。それは、もはや持っているだけで一生優雅に喰っていけるプラチナ資格ではなくなったといいます。それぞれ人間的な個性は、別に置いといて、OSもアプリも優秀だけでは、食べていけないのですね。

 そこで足らないものは何かというと、即戦力ということになるのではと推測しています。つまり今のニーズに合うように最新知識/ノウハウをもっているか否かが境目となるのではと発想しました。更にいうと、常に自分の能力をバージョンアップしつづけていますか?ということになります。資格取得というのは、取得してから実際業務に照らし合わせて、バージョンアップが続けられるものでないと、意味がないのですね。ただ単に持っている公的資格じゃなく、「使える」を伴っている実体ある資格であるかが、ポイントのような気がします。

 

 

<span style="font-weight:bold;font-size:large;">【これから資格取得するにもバージョンアップの継続性がポイント】</span>

 資格取得は分かりやすいかなと思い例にしてみましたが、自分の得意分野が本当に世間で認められるレベルにあるのか?これを公に示すためにも、また知識を強化するにも、業務に関連する資格取得はよい考えかですね。不況になるほど資格試験の受験者が増えると言いますが、身を守るという意味ではなく、積極的な意味合いで言っています。

 しかし、取得してしまえば資格地位が一生保たれ、知識としては風化しそうな分野への挑戦なら、あまり意味がないと思います。いわゆる資格マニアもその一種ですね。狙うなら、継続教育が義務付けられているとか、更新試験があるなどの方が、しんどいけど意味がある資格だと思います。数年前、耐震偽装問題で話題になった一級建築士も、この点で問題になりましたが、結局ベテラン建築士が今さら受験勉強やってられるかという協会の内部の声で、うやむやになったと記憶しています。この場合、資格剥奪が怖い、再教育訓練が面倒なのだろうと思いますが、一度試験に通れば、最低限「一級補建築士」みたいに身分保障しておき、最新バージョンアップしたものだけを「一級正建築士」にするとか、制度工夫すればよいのではないか
と・・・。

 

<span style="font-weight:bold;font-size:large;">【そう考えるとTOEICは良く出来ているかも】</span>

 その有用性が話題のTOEICですが、点数の有効期限があり、知識保持をするためには日々トレーニングが必要ですし、バージョンアップが保たれます。また、最近、国際会計基準で話題のIFRS関連でいうとBATICなどもそうですね。更に保険関係でいうと、ファイナンシャルプランナーも上級な資格になれば、レベルアップ講習受講が必要であったりと、実務的な注目資格は、みな日々の最新バージョンアップを志しているものが多いです。他にもいろいろあるかも。

 

 そんなこんなで、もう4月!新しい年度の始まりでもありますので、みなさんも、何かバージョンアップに挑戦してみませんか?

バージョンアップ はちきれそうなあたしの12か月

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