「システム開発の教科書」著:中川充・・・・を読んでみた結果

 

 システム屋でも何でもない私ですが、ふと薦められたので素直に従って読んでみたのが、この「システム開発の教科書」と言う書籍。名前だけで敬遠しそうな題名なんだけど、Kindle Store で購入可能ということもあって、隙間の時間を有効活用して読むことができました。何が良かったかって・・・・これ、公認会計士の方が書かれた本なんです。なので、システム以外のことがとてもよく記載されていて、臨場感あって読みすすめることができたというところ。


 単に業務改革って言っても、所詮「経営改革」の一歩何だから、そういう意味で組織論などもちゃんと押さえてある。また、現場目線も豊富で、中小企業の担当者目線から、大企業の情報システム部担当や、経営企画部門担当の目線も、押さえてあるというところが秀逸。また、当然システム屋の目線も押さえていて、業務設計と、要件定義の機能と組織分担分も必要なところを、きめ細かく記述されている。


 特に、体型だって「システム目線」で「業務改革」と「会計制度改善」を述べられてるところが秀逸。これまで、業務改革の書籍を斜め読みしてきた程度だったけど、これほど引き込まれた書籍も珍しいかと。社内で、業務改革プロジェクト参画に任命されたとか、何か業務改善のタスクフォースのリーダーになったとか、そういうタイミングでこの書籍を読まれた方が良いと思います。単なる知識本ではなく。実際に業務遂行に悩む諸兄の道標となることでしょうから。