「育てる」じゃなく「会話する」だね

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【自分も盆栽いじりをしたくなる年齢?】</span>

 私の京都の実家も、義父の東京の実家も、植木や植物の世話が欠かせません。年を取ると特に植木にかける時間が増えるような気がします。因みに、京都の実家は「さつき」が得意。そして東京の実家は、「桔梗」と「菊」が得意でして、「桔梗」の世話は今から大変なのだそうです。しかし個人的に私は「菊」が特に印象に残っています。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【去年の菊は印象的だったな・・・】</span>

 昨年の秋は、今にして思うとお受験のシーズン最終段階でして、頻繁に神戸から上京したものです。親の面接でね・・・・。まぁ、なんとなく終わって緊張がほどけて、家族3人で終わってから菊の品評会にでかけたんです。「おじいちゃんの育てた菊を見に行こう!」っていう感じで(一等とったからね!)。で、ちゃんと見に行きましたよとその夜、食事をとりながら義父に報告して、いろいろ菊のことを聞きました。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【菊は会話して育てるもの】</span>

 「菊は手をかけるというより、手でなでてやるんだよ。」と言われました。菊は、人間が環境を整えておけば勝手に成長するものでもなく、生き物としてなでてやることで、幹が太くなったり、葉の高さが揃ったりするんだとか・・・・。菊も応えてくるわけです。これは実に不思議な思いをしたものです。菊は会話をしながら成長するんだ・・・・。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【人間も菊のように・・・】</span>

 なんとなく、人間関係に結びつくヒントが隠されていると思いませんか? あーだ、こーだと言い合ったり業務上会話するのはあたりまえじゃないかと思いますが・・・・・、業務とは関係ないことを『少しだけ』積み重ねる会話で、より良い人間関係が育つとは思いませんかね?それはまるで、菊をなでるみたいに・・・。(実際に女性社員に対して行動してはいけません(笑))。また、コーチングの場にも活用できれば、効果がより期待できそうですし・・・。

 

 人間も、菊から教わることが、いろいろあるものです。

菊と刀 (講談社学術文庫)

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「あのとき、ああ言えばよかった…」がなくなる! とっさの会話力

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