島耕作みたいに、一度は高級料亭で日本経済を語ろう

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【業界再編かよ!】</span>

 うそです。料亭で日本経済を語ろうなんて・・・そんな知力も根性もありません。ラーメン屋でその店の技量を語ることはできますが(それもうそだったりね〜(笑))。 さて、最新の「社長 島耕作」は、とうとう業界再編の議論にまで発展してますね・・・。日芝(他社は東立)といういかにもな有名企業を連想させますが、総合力を捨て、専門に特化すべきではないかとの、日本の電機業界全般への示唆に富んでいます。今、株価を見て電機業界の中では、三菱電機がいい感じですが、携帯電話撤退など事業リストラをいち早く行い、そして社会インフラ関連に注力してきた結果が、確かに功を奏していますね。かつて、松下の三洋に対する吸収合併を言い当てたこの社会派漫画。ますます目が離せないと同時に、日本の産業界ってどうなってしまうんだろう・・・・と、憂鬱と希望の入り混じった気持ちでおります。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【突きつけられた資産運用報告】</span>

 話は変わりますが、先日、付き合いのある投資運用会社からの郵送物がありました。何やろ・・・と封を切ると、確定拠出年金の運用成績の通知でした。ま・・・、3.11以前の株価を日本市場は期待できないので、悪化しているわけですが、いろいろと書物や研修などを見ていると、しきりに分散投資を進めているわけです。会社も投資も、利益を拡大する活動なのに、なんでこんなに両極端な動き方なんでしょうね・・・。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【「分散」と「集中」・・・どっちがいいの?】</span>

 思うに、投資の場合は、「リスクヘッジ」で考える世界ですから、株式・債券・国内・外国・・・・金も含め、必ず何かが下がっても、何かが上がるため、分散なわけですよね。ところが、ビジネスの場合、ある事業が収益落ちようとも、別の事業がそれをカバーするという保証がないため、「総合化」という名の分散展開は、成り立たないのでしょうか。成り立ったのは、高度成長期の経済状態だったから? 低成長な経済の時代だからこその、「選択と集中」なんでしょうね・・・。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【素人なら「分散」、プロなら「集中」??】</span>

 また、個人投資家の場合、よほどの事情通や達人でないのが、世のサラリーマン。いわば資産運用と投資に関しては、素人。素人だから分散が適しているという考え方もありですよね。初めて競馬場に連れて行かれて、賭け事の醍醐味として一点買いがあっても、普通に遊ぼうと思えばこういう買い方をするものだよと、先輩に教えてもらったことを思い出しました。

 一方、企業家、事業家は、その道の「プロ」なのだから、わざわざ利益が薄い、または生まれないところに資金を置くのは、「無能」と判断される厳しい世界。だから、儲かるところ、儲かる匂いのあるところに資産を傾けるもの。つまり言いたいのは、プロと素人という考えでも、選択集中と分散という適した動き方があるのだねということです。

 

 

 自分のキャリアに目を転じて、自分自信の生き方に一番詳しいのは、やはり自分自身。いわば自分に関しては「プロ」。ならば、これからの生き方として、「リスク分散型」で生きていきますか? 「選択手中型」で生きていきますか? みなさんは、どちらですか?


社長 島耕作(8) (モーニング KC)

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JTB マルコメみそ汁 10g 1112003

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ゼミナール日本経済入門<第24版>

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