当たり前って難しいことなのか？

【当たり前なことに悩む息子】

　これまで度々触れていますが、この４月から妻子だけ東京に引越し。子供の進学に合わせてのことです。息子は小学校１年生。とは言っても、地方のゆったりとした生活環境から、いきなり大東京の満員電車に揺られて一人学校に通うのは、子供本人には結構な心労なようすです。ま・・・・、それを出来ている子供も多いのですが、この学校生活にとって最初の「当たり前」な出来事は、私たち親も分かっているようで、しかし、ついついネガティブな発言をしてしまう。これが厄介です。

【当たり前と文句言われる妻】

　また、妻にとってもいろいろある様子。普段一緒に住んでいたときだって、父親がゆっくりと家庭の手伝いができるのは、週末しかなかったはず。なので、わりと頻繁に東京出張ついでに、私が顔出せる機会があるたびに、普通に出来ていないことがあったら、思わず少しむっとしてしまう・・・。例えば、部屋が散らかっていたりとか、着替えがなかったりすると、「私が来るの分かってたでしょ」と、口をついてしまう。そして、言った自分が後悔する・・・・言ったところで、建設的にならならいと。

【当たり前ができず言い訳する夫】

　さらに、私自身にとっても、できていないことが当然山のようにある。普段は単身赴任でいないことを抜きにしてもそう・・・。例えば、父親として子供と一緒に遊んでやるということも、やっているつもりだけど、顔がしんどそうなのだそう・・・。気持ちが現れてしまうのですね。仕事とか移動とかで疲れるから仕方ないでしょと、これもまた、しょーもないことが口に出る・・・。

【当たり前なんて考え方を捨てよう】

　要するに、「当たり前なこと」がみんな出来ないのです。というか、「当たり前なことなんて存在しない」と考える方が正しいのかも。そのほうが自然ですね。　だから普段なら当たり前なことであることをされたら、「ありがとう」と言わねばならないのかも。そう発想したほうが、みんなニコニコになれるかもですね」。　「当たり前」って難しいことではない。むしろ幻想です。なのでしてくれたことに対して全てに、感謝を忘れてはいけないということですね。