アルバイトの苦い思い出

 最近はこの不況もあり、就職活動も大変そうです。自己アピールするのも必死なのが伝わります。そんな記事を見つけてしまいました。

 <アルバイト歴は履歴書にかくべきか>
  http://news.livedoor.com/article/detail/5853997/


 その希望する職種や会社自体には、直接関係なくとも、こんだけ苦労してきたのよと・・・・人間性をアピールしたいとの意味でしょうね。アタクシは、邪魔にならない程度なら少し備考欄に書く位でちょうどいいと思うのですが、ダラダラと書くのは・・・少し考えてしまいますな。

 

 

 アタクシには、忘れられないアルバイト体験がいくつかあります。定番の新聞配達から、家庭教師までさせてもらいましたが、一番辛かったのは、「百科事典のセールス」です。これは、小学校から高校まで、あらゆる学校の職員室に飛び込みセールスして、アメリカの有名な自然化学系の雑誌の日本語版の百科事典をセールスするというものです。歩合制でして、ヤマハ・パッソーラ2にまたがり、京都・滋賀を巡回しました。

 少々コツがありまして、まず「いつもの出入り業者の顔をする」。教材関係の業者って結構多いものでして、当時はずいずいと中まで入っていけたもんです。今ではセキュリテリが厳しいので信じられませんが。そして次に、一応、教頭先生らしき人に一言、「少しだけ先生方に商品説明させていただきますね」と断りをいれるのです。大抵断られませんので、あとは気の弱そうな先生を見つけて、忍び寄り、少しずつ商品説明をするというもの・・・。一回の説明で、何万円もするものを購入いただけないので、引き際も肝心で、ある程度の間を置いて何回も訪問するということですかな・・・。

 しかし、所詮は学生が金欲しさにする薄っぺらい商品説明なわけで、販売成績もいきずまります。悩んでいたところに、ある学校のセールスに思わず力が入りまして・・・・半ばゴリ押しになり・・・・・、それを見えた別の先生から注意を受けてしまったんです。「君は、そんなタカリみたいな商売やってて、恥ずかしくないのか!」ってね・・・。本業ではなく、アルバイトとは言え、他人に迷惑をかけているような活動をして、お金をもらって遊びに使う。そんな生活がとても突然に嫌になり、三日後に辞めてしまいました。

 

 

 まぁ・・・アルバイトでもいろんな人生経験あるわけで、成長の一部になっているかもしれませんが、アマチュア気分でやっていたこと。これからプロになろうという気持ちで履歴書を作成するには、やはりその、これから目指すプロに関することを強くアピールしないといけないですよね。だから、よほどのアピールがなければ書かない方が良いと思います。何はともあれ、ジジイ見たいなことを言うけど、本分に打ち込み、本分でアピールすることが一番です。