人というのは、理屈で購買動しないのです。つい・・・・買ってしまう生き物なのです
実務と関係ない本が多すぎて困っています・・・。ばりばりの営業でもなく、またばりばりの商品企画でもマーケッターでもないアタクシが、なぜかマーケティングの本が山積みなのです。今日は、引っ越しの最中・・・・こげな本を発掘いたしました。
- 作者: 桶谷功
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/02/17
- メディア: 単行本
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この本は、個人的には問題作で、当時ツボに嵌ったもんです。市場調査を真っ向から否定するのですから、痛快でした。今、データマーケティングが、勢いを増していると思うこのごろ。ま・・・・それも否定しないけど、データマーケティングの本当の神髄を知らないかもなアタクシが、あえて、そういう人たちにこの本を捧げたい!
<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">人というのは、理屈で購買しないのです。つい・・・・買ってしまう生き物なのです。</span>
消費者が思わず手に取るとか、購買行動を起こすような・・・<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">ホットボタンを作れ</span>というのがこの書物の内容。消費者のインサイトを探求せよと言っています。また、皮肉にも・・・売れた製品は、マーケティングが成功したより、そのホットボタンを作り上げたことが秘訣だというのです。
たとえは、どんな会社にお大ヒット商品ってありますよね?それらは、伝説として語り継がれていると思います、しかし、大抵、先人先輩は、こういう市場調査をして、製品開発を重ねて成功し実績を上げたと言っていませんか?80%そうだと思います。それは、正しいと思います。しかし・・・・・「後付けな説明」だと、思ったこと、感じたことってありませんか?
成功者、成功事例は、大抵の場合、主観的に勝手に消費者のインサイト・・・つまりホットボタンに関することを見つけます。そして、あとから定量的で客観的なビジネスプランを組み立てていく・・・。それこそが、ポイントです。単にデータマーケティングを完全否定していなく、逆にしたいことに結びつける手段に、データマーケティングを利用せよと言っているかのようです。
例えば、一昔前・・・・ハーゲンダッツの緑茶アイスクリームがヒットしましたが、「緑茶のアイスクリームには需要がある」とデータ分析だけで製品開発するとはだれも思わんでしょ?また、宣伝にも心のホットボタンをいくつも作っています。
主婦が深夜に<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;color:#660099;">自分だけのご褒美</span>として・・・・
とにかく!緑茶をイメージして<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;color:#339900;">鮮やかで濃いグリーン</span>をいかに出すか・・・
これらが、当時のテレビCMでは計算されているようです。ホットボタンをつくることは、広告会社やプロデューサーの仕事ばかりではなく、普段の生活人でも可能なことなのですね・・・。
はたして・・・アタクシは、何になろうとしていたのか?なんでこんな本を買ったのかは不明のままで・・・・、そういうところ、キッチリと出版社の作った「ホットボタン」にしてやられたのでしょうね(泣)。
消費を見抜くマーケティング実践講座 データから仮説を導く4つの視点
- 作者: 杉浦司
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 出版社/メーカー: ハーゲンダッツ
- メディア: その他
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