私が会社を変えるんですか?
荷物の片付け最中にこんな本がでてきましたわ・・・。
私が会社を変えるんですか? AIの発想で企業活力を引き出したリアルストーリー
- 作者: 中島崇昴,本間正人
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 単行本
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何を隠そう、<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">ある港区にある電気メーカーの関連会社であった実話</span>を、物語にしているものらしい・・・。事実、この事例は、親会社にまで目がとまり、海外を巻き込んだ全グループ会社に展開されたらしい・・・・。社長や役員から一般社員までふくめた対話集会ってやつを本当にしたらしいんですよね。実は、成功事例が自社内いあった施策だったなんて、知っててやっている社員はどれくらいいるのだろうね・・・と、ある人から伺いましたが・・・。
そこにある根底の考え方は、「A.I.」。googleで検索したら、「AV女優」って訳されていた(笑)。
<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;color:#CC0000;">Appreciative Inquiry</span>
<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">「真価」の「探求」と直訳しておきますね</span>。書くと長いし、また少し古い話でうろ覚えなので、さらっとながします。
組織の問題点や改善すべきこと、みんなそれぞれ思うところがあるハズ。なのに上手くいかない、指摘するにも勇気がない、諦めているなどシチュエーションは、さまざま。これらは、はじめは改善ポイントの指摘なのですが、活動しているうちに「欠点追求」や「個人攻撃」へと姿を変えがちで、エスカレートの先は組織内不審感の充満へと陥ってしまいます。なので、このA.I.では、「やりがい」とか「成功体験」をとことん語り合い、強みをみつけだそうとします。成功体験は、とらわれすぎると墓穴を掘るというのが定説ですが、これが悪いように解釈されすぎると思うのです。人間・・・・特に日本人は、美徳より欠点の方に目がいきやすいところもありますが・・・・そこはぐっとこらえるしかないのです。
<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">長所を認め合う</span>
ここがポイントです。単にほめ合って何が産まれるの?と思うことなかれ。潜在能力(ポテンシャル)を再認識するのです。その再認識の中には、個人であれ、組織であれ、本人・本人達がきづいていない能力もあるわけで、そういったポテンシャルもすべて棚卸しをすることから始まる・・・・。そして、それらをどのように最大限に生かすかという方向に議論する・・・という仕組みです。欠点を改善するための施策を生み出し実行するのは、とてもエネルギーが必要で長続きしそうにないでしょ?だけど、こういうA.I.の考え方なら・・・・・実際やってみようという気になりませんか?
どこの会社でも不平不満はあるはず。文句をいうだけなら普通の人。やったあげくに文句言う人はえらい人。文句もいわずやるひとは神様かロボット。不平不満はあるけれど、考え方を変えてファシリテートできる人がすばらしい人ではないでしょうか?みんな、自分なりのファシリテートを前向きにやっていきませんか?(という話を最初にすべきかもだね、本来は)
ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり(ファシリテーション・スキルズ)
- 作者: 堀公俊,加藤彰
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 単行本
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