あの地震の日以来・・・初めて東京に行く

<span style="font-weight:bold;font-size:large;">【節電社会に迷い込んだおっさん・・・だった私】</span>

 先日、あの地震のあった日以来初めて東京に出張いたしました。新幹線品川駅を降りたとたん、何かがもう以前とは違う雰囲気に包まれました。それは「節電」です。話では聞いていたのですが、こうも徹底されているとは思いもよりませんでした。薄暗い通り道や廊下、半数しか稼動していないエレベータやエスカレータ。昼間は完全に消灯した電飾看板。公園の消された外灯などなど。何か活気がないようでしたが、人の数は相変わらずで、行き交う人々も特に気にかけていないよう・・・。何かこれが普通と思えば乗り切れそうな気もしないでもない。

 

 

<span style="font-weight:bold;font-size:large;">【そろそろ批判より新しい方向性を見出したい】</span>

 電車の雑誌吊り公告に、リーダーシップ論を特集したのがありました。モデルにしていたのが、F・ルーズベルトの話。そう言えば、「We Can Change」のオバマさんもグリーンニューディール政策とか言ってたっけ・・。今のような日本にこそ、これから目指すべき社会のあり方をドドンと示して、目標に向かって突き進むべきですよね。さしずめ、今日本に切実に求められ、そして分かりやすいものに、「スマートグリッド社会」というものがありますね。IT技術も活用して、電力の需給バランスや、シフト管理やその効率性を実現する社会です。今回のことが、そういう想像的な経済活動に一段と拍車がかかり、新しい市場拡大と日本経済の浮揚を願いたいところです。

 

 

<span style="font-weight:bold;font-size:large;">【まだそういう余裕すらない人が多いんだけど・・】</span>

 さて、関西から関東にくると、切実に社会全体へのインパクトの凄さを思い知ります。しかし、仙台や福島に製造業の状況を会議を通じてしりましたが、工場の稼動が立ち上がったとは言え、まだまだ課題が多そう・・。東京はまだましなので、反応は大げさかもというお言葉もありました。しかし、その仙台・福島にいる人でさえ、「海側へは支援の施しようがない」とのこと・・・。まだまだ現在進行形なのでした。考えが甘かったです。

 また東北の被災地への入場規制がかかったとのニュースあり。何のことかと思えば、被災地を見に行くという見物人が増えてきたための規制だとのこと。怒りがこみ上げました。甘ちゃんなボランティア活動でさえ被災地の方をとてもイラつかせる・・・ナーバスな状況。なのに、見に行くだけとは一体どういう了見をしているのだろう。

 

 今、この時期にしかできないことってあるはず。自分が世の中に何ができるのかを・・・帰りの新幹線で少し考えたりしました。皆さんは、震災以降、自分が変わったことって何か実感ありますか?

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