売り言葉は買わない

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【感情が表に出やすいな・・・】</span>

自分が損をするのは分かっているんですが、止まらないのです。器の小ささを痛感いたしております。例えそれは正義感から出てくるものであっても、ビジネスマンとしては失格ですね・・・・。過去に、上司のハイレベル交渉を傍観したことがあったのですが、無謀な要求にも極めて冷静に対応されてたのを・・・久しぶりに思い出しました。 更にもめすぎて相手から誹謗をぶつけられたときは、私はもちろんわなわなと手が震えたものです。しかしそのとき、その上司は暫く間を置いて・・・・<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">「私は今、自分が声を荒げたい気持ちを懸命に抑えているのですが・・・、貴方にはそれが分からないのですか?」</span>とゆっくりと低い声で、相手を威圧するでもなく仰った・・・。最後まで冷静を貫いておられました。結局、ゴワサンになった商談。でも、個人的には何かを教わった・・・・・。今でもその言葉が・・・・忘れらねないな・・・。なんだか、武士道精神を感じたような気分でした。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【ビジネスシーンに限ったことではないな】</span>

 人が多いとイライラするものですね、日常生活も。電車・バスなど公共機関のなかでは尚更です。先日、東京に出張してきたのですが、2回は言い合いをしているシーンを目にしたな・・・。これから、節電の夏を迎えるにあたって、少し心配になります。

 また先日、関東バスの後部座席に座っていると、若い男性が多少無理やりに座席のスキマに入り込み、その強引さが目に余った。でも確かに、人数分のスペースなんですよね・・・。だから、文句は言えないんです。でも、「空けてよ!」と見ず知らずの人から命令口調されるのは、何かむっとするもんです。「分かるけど、言い方があるでしょ」と言い返したほうが良かったのか・・・。でも、いい結末になる気がしない。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【「熱意ある」と「感情的な」の境界線 】</span>

 さて、またビジネスシーンに話は戻りますが、いつも冷静でいられるほど、会社生活はハッピーではありません。対立する意見、どうまとめるか、どう説得するかなど、熱くなることばかりです。ヒートアップしすぎて、「だからあそこはだめなんだ」「だからあいつはだめなんだ」なんて禍根を残すことは、少なからず誰でもあるでしょう?

 そういうループに陥るのは本当は避けたい・・。でも、熱く語る必要もあるだろう。感情的にエキセントリックになってしまうきっかけって何なんでしょうね。私は、<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">「相手の売り言葉を買うか否か」</span>じゃないかなと思うのです。売り言葉に買い言葉、というやつです。

 相手は「売り言葉」のつもりでない場合も、相手によったり、タイミングでそう受け取られたりします。だから、会議のときは冷静に、ビジネスライクに発言に注意すべきですよね。また、相手の話は極力聞く。相手の意見に反発すると、自分に返ってくる。そいうい、感情のコントロールができなくなったら、まず一呼吸して、「相手の売り言葉は買わない」と心の中でつぶやくのも有効的かもしれませんね。

<span class="deco" style="font-weight:bold;">売り言葉は買わない。最近の私個人レベルの呪文です。</span>

空海 言葉の輝き

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