会社の事業規模は、誰が決めるのか
<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【真新しいオフィスにて・・・】</span>
最近、会社のオフィスの引越しがありました。引越しと言っても、ビルの中のフロア移転なのでそう大げさではないのですがね。大阪に来て、こういう引越しはこれで二回目。そのたびに、「おお、今度は広くなったな!」「もうフロアが手狭で悩むことないだろう。」と思ったもの。前回は、見事に手狭感では裏切られたけど、また事業が拡大して、この広々としたスペースが手狭になるくらい、発展したいものです。
<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【会社の事業規模は、誰が決めるのか】</span>
さて、フロアスペースは人間の数である程度決まってくるのでしょうが、会社の事業規模ってのは、何で決まってくるのでしょうね。ふと・・・・この広々としたスペースを見て、考えてみました。
<span class="deco" style="font-weight:bold;">1)売上金額、取扱高</span>
もちろん、これが一番頭に浮かびますね。しかし、なんでこういう数字が上がるかという回答にはなっていない・・・・、言い換えただけのような気がします。
<span class="deco" style="font-weight:bold;">2)お客様の数</span>
これも何となく分かる気がします。新規顧客を開拓すればするほど、事業が伸びる。また、競合他社に負ければ負けるほど、既存顧客が失われ、事業が縮小します。でも、これだけでは、まだしっくりこないな・・・。
<span class="deco" style="font-weight:bold;">3)お客様の満足感</span>
これを組み合わせるともっとしっくりくると思いませんか? お客様の満足が大きければ大きいほど、会社のプレゼンスが上がりますし、信頼関係も上がる。お客の活動自体に、ストックを確保できるというものです。
つまり、徒然と、1)〜3)を考えますに、結局は、<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">会社の事業規模(業績)というのは、お客様次第なわけで、お客様が決めるもの</span>なんですよね。
<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【決算発表のよくある風景】</span>
ところで、「当社は○○位のビジネスを目指します」という中期計画が、ここ最近の決算発表の場でよく目にします。まぁ、そういうプランを作り出すことが、会社の役員の仕事なのですが。しかし、いろんな会社を見ている中で、「おいおい、勝手に決めるなよ!」「本当に、大丈夫か?」と突っ込みいれたくなる会社って、ありませんか?
今、その会社のお客様が評価していて、今の事業規模になっているのです。だから、お客様の信用や満足感をどう積上げるかが物事の本質なのではと思うわけです。だから、我が社の強みは、○○○でして、これを生かして新規顧客を開拓しますなんて言われても、ぴんとこない・・・。今のお客様のビジネスの拡大やら、社会の要請にどう応えるなどの、現実性が大切なのですね。
結局、新規性もない地味な会社が、地道に業績拡大しているのは、こういう考えが深いからなのではと思うこのごろです。
激戦の売上競争に勝つ顧客重視力と「買いたい」「行きたい」顧客の創出力
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