グローバル化を進めるなら、勤務体系と評価制度を変えるべきかも

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【英語化だけじゃないと思うのです】</span>

 これは当たり前な話なのかもしれないが、日本国内をメインにしている活動と、世界相手に活動している部署では、勤務時間のコアタイムが合わないケースが多いのではと考えます。アジア・パシフィックだけを考えればそうでもないのでしょうが、やはり欧米市場を相手にしているのであれば、日本の昼間に一生懸命はたらくにも限界があるかと・・・。電話会議さままならず、メールで済ませることばかりでもないでしょうしね。

 

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【世界が眠らないなら会社も眠らない】</span>

 日本の大手の会社なら、現地法人を立ち上げてローカライゼイションを進めていると思います。これは、顧客対応のみならそれでいいかもしれません。ある程度の経営判断現地法人でやればいいとも思います。しかし、市場は時にはグローバルに見たり判断する必要もあると考えますし、世界をまたにかける会社であれば、24時間営業体制をしいても結構だと思います。少し古い話ですが、慶応SFCの村井さんが、アメリカからインターネット回線で大学の講義をされているのを拝見しました。ネット社会は、時間を越えることはできないが、距離は越えることができると痛感したのを思い出します。また、欧米では時差の離れた相手とのボイスミーティングも当たり前に行っていますので、労働時間に関するフレキシビリティーはかなり進んでいるものと思われます。このことから、日本のコアタイムに縛られた働き方で統一された会社に、グローバル対応は難しいと考えています。

 

 


<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【メリハリをもっと大きくつけて働こう】</span>

 以前、拙ブログでも触れましたが、アタクシの嫁さんの妹が、ノルウェーの方と結婚されてまして、まぁとある永世中立国に本社をおいた会社につとめておいでです。マネージャークラスの方ですが、それはもう、働くときは鬼のようなスケジュールで各国を飛び回って仕事をしています。その代わり、休むときはしっかり長く休むということで、お国柄も感じますが、とてもメリハリをつけた働き方をされてて、一面うらやましく、一面おっかないなという印象です。この妹夫婦が日本に遊びに来て、我が家(神戸)にきたこともあったのですが、アタクシが、毎日決まりきった時間ぴったりに帰ってくるくせに、ちょっと休みをとって遊びに行こうといわれて、それが出来ないというと、とても不思議な顔をされていたのを思い出しました。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">【組合脱却??】</span>

 全体的に何がいいたいかというと、もう働き方を変えないといけないということかな・・・。グローバル化を目指す企業に、外国人役員が少なすぎるという問題もありましょうが、会社の根底をささえる社員の意識も変えないと・・・。それには、手っ取り早く、勤務体系と評価制度に手をつけるべきかもですね。


市場の力と日本の労働経済―技術進歩、グローバル化と格差

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グローバル化と女性労働の現在 (女性労働研究)

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