島村楽器のお題 「楽器に関する想い出」 についてお答えしよう

島村楽器のお題「楽器に関する思い出」

 <span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">私とっては、「オルガン」かな。</span>


 幼少のころから、右腎臓が殆ど機能していなかった私は、入院生活が長かったので病院で母と二人で過ごす時間ばかりでした。そんな気持ちが塞ぎ勝ちな息子の気持ちを考えてか、ある日母は、「退院できるよになったら、オルガンを買ってあげよう。」と言ってくれました。このことは、今でもすごく嬉しかったのを覚えています。別にねだったわけでもなかったのですが、母にとっては、音楽を少し身に付けさしたかったのでしょう。ところがどういうわけか今でも分かりませんが、あれよあれよと・・・・病状が回復。退院とあいなりました。

 

 

 退院して、オルガンが家に届きました。嬉しかったな・・・。何かもう自分に降り注ぐ悪いことから卒業できたような気持ちになったようなものです。適当に鍵盤を押して、音が鳴って・・・それだけで遊んでました。でもそれだけでは、もったいないということで、「ヤマハのオルガン教室」に通うことになりました。結構、自慢じゃないけど上手く弾けてた生徒でしたよ。でも、あることがあって、全く弾かなくなりました。

 

 それは、ピアノとエレクトーンの存在です。友達や親戚は、みなピアノかエレクトーンを習っていて、オルガンをバカにしたのがきっかけだったんです。そこで、母にピアノかエレクトーンに変えたいと言ったのですが、当然我が家にはそんな余裕もなく、家もそんな立派でもなく、叶うわけはありません。結局要望は却下となりますが、その後、私はオルガンに身が入らなくなり・・・・・結局、教室もやめ、オルガンには埃がかぶることとなりました。

 

 

 <span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">あのオルガンは、母の内職で買ってくれたようなもの。また、教室のお金は、父が稼いでくる生活費からの工面。</span>そういえば、なんでオルガンなんて習わせるのかと・・・・・・両親が言い合っているのを見たことがあったな・・。今にして思うのは、親の期待とか愛情を裏切ってしまったなという思い。オルガンを見ると、すてた自分が恥ずかしく、とても身につまされる思いが今でもするんですよ・・・。

 

 ということで、私は残念でしたが、自分の息子にはできるだけ自然に楽器に関わらせてやりたいと考え中です。今、小学校1年生の彼に、やりたい楽器を聴いたところ「ギター」なのだそう・・・・。今度ばかりは、私のオルガンのようにならないように、大切に楽器への思いを育んで生きたいと、切に祈るように考えております。

CASIO 電子ピアノ Privia 88標準鍵盤 ブラックウッド調 PX-730BK

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