終戦記念日に靖国神社へ行ってみました

 翌16日に朝から東京で会議がありまして、当日移動も苦しく前日移動(大阪→東京)とさせていただきました。その移動新幹線車中で車両出入り口上の、電光掲示ニュースを眺めているうちに、早めに着いたら靖国神社に一回行っとこうという気分になりました。そういう・・・何となしの訪問理由なので、とても軽い男なのであります。

 

 

 飯田橋駅に降り立つと・・・・想像通りの機動隊ですね。私服警官もバレバレでして警備の重要さが伺えます。そしてあんの定・・・・、公権力に難癖つけておられる方もいたりして。さて、ここまでは予想通りだったのですが、訪問して意外だったのは、若い人も結構いたということ。しかも、ファンキー(古い?)と思われる方も仲間と参拝してるし、意味がわからないメッセージ入りのTATTO入りの人もいたし、デートと途中か?と思える普通のカップルもいたりして・・・。あと、アタクシみたいな普通のサラリーマンもおられましたよ。今回初めての参拝だったので、経年比較はできませんが、もしかしたら、東日本大震災の心のしこりが、参拝にかりたてる部分もあるのかもしれません。根拠ないけど・・・・、不幸なことで国民は心をひとつにできるものだと感じ入りました。

 

 

 さていざ参拝の段階ですが・・・・・、さすがに初詣のようなごった返すことはなく、実に静かで黙々とした列が整然と続きます。写真撮影禁止とかの声かけくらいしか響きません(そんな写真を撮れるような雰囲気でもなかったけど)。そして、二礼二拍一礼も・・・みなさん、とてもしっかりとして見えまして、それぞれが凛としていました。国のために犠牲者となったかたへの感謝の気持ちなのですね。背筋が思わず伸びます。

 

 帰りに資料館みたいなところを回って後にしました。兵士が家族やふるさとや国にのために命をささげるとは、言葉にするのは美しいけど、現実は、爆来で一瞬のうちに生きた人間が肉の塊と化す、人間性など一切の無視が支配する世界なのですね・・・。家族のためにそういう最期を遂げた英霊には、生きている国民は、最高の人間性をもって頭を下げるべきではないでしょうかね?

 

 自分の国の本当の歴史を学んだような気分です。

八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学 ちくま新書 (544)

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