願望に素直に行動したほうが不安が少ない

【真夏の大掃除中】

今、妻子が単身赴任先の神戸に遊びに来ていると、どこかで記したつもりですが、まあ、アタクシがいない昼間は、いろいろと散らかった部屋の掃除や整理をしてくれています。しかし、やりだしたらトコトンやる女性だから、先日帰宅したら、自分の机の上に本が山積みにしてあってビックリです。数日かけて整理するから、今日のところは簡便してだって・・・・。そして、掃除に疲れたらしく、子供と一緒に早めに就寝してしまいました。やれやれ・・・どうするんだよ、今晩オレは・・・・と思いながら、昔の本をパラパラと手にとりました。それは、たまたま・・・森田式療法に関する本。懐かしいな・・・・。

【森田式療法って一時期はまったんです】

　それにしても・・・全然忘れてたし、今に生かされてないや（泣）。とにかく、青春時代が暗黒地帯だったアタクシは、当時、将来への不安がとてつもなく大きく、ＡＴフィールドを幾重にも作ってしまいましてね・・・・。今でも尾を引きずっているのではないかと、思うところあって、３０台半ばのころにたまたま森田式療法ってのに興味を持ちました。ひどい落ち込みのときは、会社を休んでたもんな・・・。この理論の当時斬新なところは・・・・上手に言えないけど、「不安を軽減しようなんてばかげたことは、やめよう」というところだったかな・・・。

【不安なら逃げる方法もあり】

大きな不安が募ったら・・・・・どうしようもなければ、「逃げればいい」とそう言い切ります。本当に、精神や身体に影響を及ぼしかねないような巨大な不安なら、そうすればいい。しかし、それは逃げて心のそこからスッキリするという場合ね。たとえが悪いかもだが、多重債務で悩んでいるのなら、司法書士か誰かに相談して自己破産申請をすればいい。そして新たな気分で人生を歩めばいいということです。

【でも逃げたあとが肝心だ】

　しかし、これが日々の仕事であったらどうでしょうね。ちょっといつもより、大事なプレゼンがあるとか、商談があるとかそういう場面でしょうか・・・。本当に自分の能力からはかけ離れているのなら、上述の通りにすればいいですね。誰か他の人にやってもらうのです。ポイントはそのあとの自分の気持ちです。それで、スッキリするでしょうかしないでしょうか？何か罪悪感とか感じたりすることはないかということ。逃げて後悔してしまうなら、本当は逃げるべきではなかったのかという気持ちになり、さらに落ち込んでしまうのです。

【不安に感じる自分を自己分析しよう】

　結局、不安をコントロールするなどは無意味で、逃げるか逃げないかしかなく、また、大抵の場合逃げると後悔することの方が大きい。だから、不安を素直に受け入れようというこのなのですよね・・・・確か。ところで・・・不安を受け入れるとは実際問題として、どういうこと？どうやってやるのでしょう・・・・。不安の奥底にある自己の欲望を見つけ出すことだと確か記憶。　なぜなら、不安と願望とは実は表裏一体なのだそう・・。これを上手くやりたいとか、みんなに認められたいという願望があるからこそ、もしできなかったらどうしようという気持ちが働き、そして不安のスイッチが、バチンと入ってしまう・・・というイメージかな。だから、なぜ不安か、どういうところが不安か、と自己分析を重ね自分の願望とか欲望を裸にしてしまうことです。

【自分を分析したあとは、欲望の獲得・達成に素直に行動すればいい】

　先人のことばに、「やって後悔するより、やならいで後悔することを避けよう」とか、「プレッシャーに打ち勝つためには、成功のイメージトレーニングをする」とか、そんなのが多いと思うけど、どこか、上述と同じ根っこを感じるのは、アタクシだけでしょうか？日経ビジネスの記事も読んで、改めて参考にさせていただきました。