「営業の悪魔」著:長谷川千波・・・を読んでみた結果

 非常に短気間で慌ただしかった今回の年末年始。たった一冊でありましたが、本を読むことができました。それがこの「営業の悪魔」。


営業の悪魔――「チキンハートでネガティブ思考のお前に何ができる?」

営業の悪魔――「チキンハートでネガティブ思考のお前に何ができる?」


 キッカケは、とあるお知り合いのコンサルタント殿が、すごく推薦していたため。私自身は、とっくに営業の一線を退いて企画サイドに転向してしまったのですが、実はすごく根本的なものを失った気がして今に至ってます。今からまた営業へというわけでもないのですが、事業の根幹の一つとも言える「営業」をもう一度垣間見たいという思いが、いつもあった次第。それにしても、この本は「小説」として面白い上に、指南書的なビジネス本のエッセンスも濃く、誠に秀逸です。おすすめ!


 まあ、よくあるパターンでもあるのですが、営業できない君が主人公。彼が凄腕営業マンのテクニックをとあるきっかけで盗み取る機会を得るという展開です。教育教材、化粧品、実演販売・・・という順に、凄腕たちのテクニックを一般人目線から追います。そこから見えてくるのは、「偏屈者」「意固地」「不協調」みたいな輩ばかり。だから「天才は人と違う」と思われがちだったのですが、彼らは優先順位が違っただけ。真に「顧客満足」を考えている。お客の不愉快なことを一切しないと言う徹底ぶり。そして勉強家。


 それだけだったら善人なんだけど、そこに「駆け引き」みたいな野心が鈍くキラリと光るから、ちょっと恐ろしくもあり。このギャップがゾクゾクとします。これは、普通のビジネス本よりも、印象に残るし、メモや付箋を貼りたくなる!


 あまり出回っている本でもないけど、興味があるならオススメです。本当は・・・・人にあまり知られたくない本かも。

 

 

 

 


こんなのもあるのね。

人見知り社員がNo.1営業になれた 私の方法

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